ポセイドン・リブリーザー
電子制御式 クローズド・サーキット・リブリーザー
自然との調和
私たちポセイドン・リブリーザーダイバーは、姿が見えなくても同じ水域に他のダイバーがいることに気が付きます。
それは水中で「ゴーッ」と音がするからです。
ダイバー自身は気がつきませんが、オープンサーキットシステムから発生する泡の破裂音は、人間の1/100にも満たないサイズの水中生物に巨大な振動を伝えているのです。
ポセイドン・リブリーザーは閉鎖式呼吸回路を採用しているため、ほとんど排気がありません。そのため、泡の破裂音もなく、私たちはカメと同じように、静かで真に水中フレンドリーな存在になることができるのです。
小型で優れた快適性
ポセイドンを使い始めたダイバーが必ず話題にするオープンサーキットシステムとの違いが2つあります。
体が冷えないこと。ダイビング中に体の芯から凍えてくるという経験はどのダイバーも持っていることです。しかし、ポセイドン・リブリーザーでは体の芯が冷えるということがありません。
トイレに駆け込みたくならないこと。ダイビング中や直後にトイレに駆け込みたくなることはよくありますが、私たちには関係のない話です。
これは、オープンサーキットの呼吸ガスが冷たく乾燥していることに原因があります。このガスは一呼吸毎に体から熱が奪っていきます。ダイビングの後半は体が冷え、喉がカラカラに乾いています。
ポセイドン・リブリーザーはCO2吸着システムが呼吸ガスを温め、水分を発生させています。リブリーザーが私達の体に適度な熱と水分を補給してくれるのです。
私たちは寒さに震えることなく、喉の渇きに耐えることなく、快適に3時間におよぶ長時間潜水を楽しんでいます。
高い安全性
私たちはオープンサーキットダイバーよりはるかに安全かもしれません。
ポセイドン・リブリーザーは私たちの背中で、水深に合わせた最も安全率の高いナイトロックスガスを生成しています。たとえば私たちの水深15mでの潜水は、一般的な空気潜水のわずか水深6mでの窒素量にしか相当しません。オープンサーキットダイバーと共に潜るような状況では、私達の減圧症のリスクは低く、もしくは無減圧限界はとても長いのです。
内蔵されたダイブコンピュータは無減圧限界と酸素暴露、呼吸ガスの残量から水中滞在可能時間を算出してダイバーに情報提供を行います。水中滞在可能時間が残り少なくなると浮上警告を発します。
ポセイドン・リブリーザーは指一本、ワンアクションでクローズドサーキットからオープンサーキットに切り替えることができます。単体で2系統の呼吸回路を持っており、トラブルへの万全の対応が図られています。
さらに、ポセイドンの安全システムは全自動で作動しています。ダイバーが水中で何かの調整をするという作業はありません。水中カメラマンや研究者が、仕事に集中できるのはそのためです。
ポセイドン・リブリーザーの最大の価値は簡単に安全と快適が手に入ることなのかもしれません。
推薦します
ポセイドンで水に溶け込む
”私がポセイドンを使う大きな理由はとても静かだから。ポセイドンなら水中世界に自分が完全に溶け込んでいることがわかる。ポセイドンでの私はときにはただの岩であり、ときには静かに移動するカメだ。敏感なハナハゼに50cmの距離まで接近し、10分以上観察を続けることなど、さほど難しいことではない。”
東浦 暢有希, PADIリブリーザー・インストラクター・トレーナー。Poseidon サービス・テクニシャン。